不動産担保ローンで住宅購入も可能です

住宅購入に利用するローンといえば住宅ローン。購入する物件を担保にしたうえで購入代金の融資を受ける方法です。返済が滞るとその物件を失ってしまうリスクが生じるものの、数千万円単位の不動産を購入する手段として優れた選択肢なのは広く世間一般で利用されていることからも明らかです。

それに対して不動産を担保にして融資を受けるのが不動産担保ローンです。住宅ローンに比べて幅広い用途で利用することができるため、事業用資金などビジネス、個人を問わず利用されています。

ですから不動産担保ローンで住宅購入資金を調達するという選択肢もあります。例えばすでに不動産を所有している状況で別の不動産を購入したい場合、所有している不動産を担保にしたうえで購入資金を調達するといったやり方もできるわけです。

不動産担保ローンの場合、申し込む本人名義ではない不動産も担保にすることができます。担保提供者の合意や連帯保証人になるといった条件を満たしたうえでの利用ですが、親が所有している不動産を担保にしたうえで子供世帯の住宅購入の資金を調達するといったやり方もできるわけです。

なんらかの事情で住宅ローンの審査をクリアすることができなかった場合、すでに所有している不動産、親族が提供してくれる不動産を担保に資金調達をして住宅を購入するといった選択肢も用意できるわけです。

事業用の設備投資の一環として住宅などの不動産の購入が必要になった場合でも不動産担保ローンを利用することができます。個人名義で所有している不動産を担保にしたうえで事業資金を調達することができますし、会社名義で所有している不動産を担保にして調達することももちろん可能です。

このように住宅ローンに限らず不動産担保ローンも住宅購入の資金調達に役立てることができるのです。また、不動産担保ローンには住宅購入以外の資金にも利用できるメリットもあります。住宅ローンの場合、不動産の購入費用とそれに関連した諸費用に用途が限定されるのに対して不動産担保ローンではより幅広い用途で利用できるからです。

例えば3000万円の物件を購入するために不動産担保ローンで5000万円借りて残りの2000万円を事業用の設備投資に使用する、個人の車の購入に使用するといった使い方もできるわけです。住宅を購入するだけでなくさまざまな環境を整えるために資金を必要としている方に大きなメリットになるでしょう。

ただし注意点もいくつかあります。用途が限定されている住宅ローンに対して不動産担保ローンは金利がやや高めに設定されている点です。自由度と利便性が高い分、最終的な返済額の負担が大きくなってしまうわけです。何しろ数千万単位のお金を借りて10年、20年という単位で返済を続けるわけですから、この利息の差が無視できないレベルに達することも少なくありません。

購入する住宅よりも価値の高い不動産を担保にして借りた場合、返済不能に陥ることで価値の高い不動産を手放さなければならないといったケースに陥ることもあります。他人名義の不動産を担保に出す場合にはこれがトラブルの原因になりかねないので要注意です。

また住宅ローンの場合、個人再生を行う際にローンの返済だけを継続できる、つまり自宅を手放さなくてもよい住宅ローン特則という制度が設けられています。しかし不動産担保ローンの場合はこの制度が適用されないため、購入した住宅を失ってしまうリスクを抱えてしまうことになります。

このように不動産担保ローンは住宅ローンの選択肢としてさまざまな利点を持っている一方、少なからぬ負担とリスクも抱えています。これらメリット・デメリットを天秤にかけたうえで住宅ローンとどちらがよいのか、よく検討したうえで判断することが欠かせないのです。

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