2005年8月20日(土)〜24日(水)に第39回国際応用動物行動学会議が麻布大学で開催される機会に、市民向け公開講座「動物福祉を科学する」シンポジウムを開催いたします。
応用動物行動学とは、人と関わる動物の行動を研究する学問分野です。応用動物にはウシ、ブタ、ニワトリ、ヒツジ等の畜産動物のみならず、イヌ、ネコを中心とする家庭動物、様々な用途で使われるウマ、動物園動物、シカ、イノシシ、クマ等の田畑の作物を食害する野生動物、あるいは実験動物と、極めて幅広い動物種が含まれ、応用動物行動学はこれらの広範囲にわたる応用場面をカバーするものです。そこで、本分野における「研究成果の一端」や「実用場面における事例」などを一般の市民の方々にも分かりやすく解説し、本分野で取り組まれている課題が身近な存在であることを理解していただこうとの考えから、この市民講座を企画いたしました。
また近年、FAO、OIE、OECDなどの国際機関において、動物福祉の法令や基準・指針が整備され大きな影響を与えつつあります。日本では2005年6月改正動物愛護法が成立しました。このように国内外ともに、動物(特に飼育動物)に関する健康と福祉が保証される飼育環境を見直そうとする機運が高まっています。私たちの生活に近い飼育動物(ペット、展示動物(動物園動物)、家畜)の福祉について科学的視点に立って考えるこの集まりに、皆様のご参加を心よりお待ちいたします。
■講 座: 飼育動物の福祉を科学する
■日 時: 2005年8月20日(土)午前10時30分〜午後4時
■場 所: 麻布大学 大教室(神奈川県相模原市淵野辺1-17-71)
■交 通: JR横浜線 矢部駅 徒歩4分
■参加費: 無 料
<プログラム>
総合司会・各講演の座長:竹田 謙一(信州大学農学部助手)
開会の挨拶 田中 智夫(麻布大学獣医学部教授)
「ペットの福祉」 内田 佳子(酪農学園大学獣医学部助教授)
「展示動物の福祉」 上野 吉一(京都大学霊長類研究所助教授)
「家畜の福祉」 C. Phillips(Queensland大学獣医学部教授)
総合討論 座長: 楠瀬 良(JRA総合研究所生命科学研究室長)
指定討論「動物愛護法の改正」 野上ふさ子(地球生物会議代表)
総合討論 (3名の講演者)
閉会の挨拶 佐藤衆介(東北大学大学院農学研究科教授)
■主 催: 第39回国際応用動物行動学会議運営委員会
■共 催: 地球生物会議、世界動物保護協会(WSPA)、獣医動物行動学研究会
農業と動物福祉の研究会
■後 援: 相模原市、相模原市教育委員会、
■問合先: 竹田謙一(信州大学農学部) Tel. & Fax. 0265-77-1427